2018/07/09

7月9日発信 知床五湖ヒグマ情報[2018年第54号]

【地上遊歩道での目撃・遭遇】
・11:21頃、地上遊歩道C-D間ループ外約100mの地点で単独メス成獣サイズのヒグマが目撃された。ヒグマはその後、下を向いて何かを食べる仕草をし、滞留していた。ツアーは継続。
・11:58頃、地上遊歩道C-D間ループ外30mの地点で単独メス成獣サイズのヒグマが目撃された。ヒグマは何かを食べる仕草をし、しばらく滞留し、数分後に山側へ移動。ツアーは継続。
・12:43頃、地上遊歩道D-E間ループ外40m地点で単独メス成獣サイズのヒグマがを目撃された。探餌行動しながらうろうろと周辺を移動。ツアーは継続。
・12:54頃、地上遊歩道D-E間遊歩道上で単独メス成獣サイズのヒグマと遭遇があった。D地点方向から音がしたため、F地点方向に移動しようとした際、E地点との三叉路D地点方向40mで単独メス成獣サイズが遊歩道上にいた。ヒグマはその後、ループ内側の脇を掘る仕草をしながら遭遇班に近寄ってきたた。遭遇班はF地点まで待避。ツアーは中止となり、遭遇班は前方退出した。
・15:32頃、B地点付近ループ外約100mの地点で、サイズ不明1頭連れ親子のヒグマが目撃された。
その後もヒグマは同地点で採餌を続けている様子であった。ツアーは継続。
・15:47頃、C地点付近ループ外からループ内へ移動する1才2頭連れ親子のヒグマが目撃された。目撃時のヒグマとの距離は約100m。その後、ループ内へ移動していき姿が見えなくなった。ツアーは継続。
・17:05頃、O地点付近ループ外約50mの地点で、1才2頭連れ親子のヒグマが目撃された。母グマはミズバショウを採食していたが、その後親子でM地点方向へ移動していき姿が見えなくなった。ツアーは中止。遭遇班は前方から小ループ逆路で退出。


【高架木道からの目撃】 
・17:15頃、最終展望台~オコツク展望台間ループ外海側50mに単独メス成獣サイズのヒグマを目撃。その後、ヒグマは移動と停滞を繰り返し、オコツク展望台付近で高架木道5mの距離まで接近。そのまま18:00頃まで滞留しており、ロストは未確認。

【新規痕跡】 
・地上遊歩道N-O間で逆路方向のヒグマの足跡が発見された。岩と重なっていたため、サイズは不明だが、メス成獣サイズ。新旧半日以内。
・地上遊歩道R-S間でループ内からループ外方向の足跡が発見された。サイズは不明。新旧半日以内。