2012/08/31

8月31日発信 知床五湖ヒグマ情報[2012年第96号]

【ヒグマ遭遇】
○10:50ごろ、小ループを散策していた子供連れの利用者4名がヒグマ遭遇。遭遇地点はP.Dの手前、ループ内。ヒグマとの距離は20m以内。 目撃個体はメス成獣クラスの単独。ヒグマはそのまま遊歩道上をP.C方向に移動した様子。目撃者は他の利用者とともに同ルートを引き返し。
○小ループ利用者は引き返したものの、事情を知らない大ループの利用者がP.DからP.C方向に移動した際に同個体と再遭遇。一頭連れの親子との 情報。退避のため、P.Dに20名弱の利用者が滞留。財団職員が合流し、追い払いと誘導の実施。P.Dから小ループ逆路で排出。別の職員が大ループ順路で 12:30ごろ排出完了。
【高架木道からの目撃】
○遊歩道で目撃された個体は12:30ごろから、高架木道最終展望台海側に移動。うろうろした後に1湖海側にロスト。
【痕跡情報】
○D地点付近にヒグマ足跡。前掌幅8㎝と13㎝。新旧1日以内。
○D地点付近の遊歩道わきにミズバショウ食痕。遊歩道を順路方向に移動しながら摂食している様子。新旧1日以内。