2012/06/26

6月26日発信 知床五湖ヒグマ情報[2012年第36号]

【概況】
ヒグマの出没や痕跡が多い一日でした。


【ヒグマ遭遇】
〇9:00ごろ、高架木道と第1湖の間に首輪付き1頭連れ親子を目撃。多数の高架木道利用者より通報あり。子に授乳するなどしていた。11時ごろまで長時間目撃された後、廃道となった旧遊歩道方向にロスト。
〇12:00ごろ、9:10発のツアー(6班)がC地点より第1湖の湖岸にヒグマ目撃。ヒグマは、1頭連れの親子。高架木道の接続部に近かったため、中止を判断。引き返し、1湖湖岸の廃道から退出。後続班(7班)はD地点より小ループを逆走し、退出した。8班以降は同ルート引き返し。
〇17:15ごろ、14:40発のツアーがC地点よりヒグマ目撃。ヒグマは、単独でB地点付近におり、目撃後すぐに林内にロスト。ツアー継続を判断し、木道から退出した。その後、後続班も再遭遇はなく全班無事退出。


【痕跡情報】
〇I地点とH地点の中間点(3湖展望地)にクマフン。内容物は草本等。新旧1日以内。
〇I地点付近に足跡。前掌幅16cm~18cm。逆路方向で遊歩道上に100m以上痕跡が続く。
〇H地点ループ外にミズバショウ食痕。10株程度の被食。
〇D地点付近にミズバショウ食痕。3株程度の被食。新旧1日以内。