2013/06/09

6月9日発信 知床五湖ヒグマ情報[2013年第22号]



【概況】
天候も安定し、来訪者数・ガイドツアー催行数共に増加しつつあります。この1週間、知床五湖園地におけるヒグマ関連情報は少なかったですが、本日はツアー中の遭遇が2件続いています。

【ツアー中のヒグマ遭遇】
○11:45ごろ、9:10発のツアーがS地点でヒグマを目撃。ヒグマは1湖対岸に位置しており、α方向にロストした。湖対岸に位置し、距離もあることからツアーを継続し、高架木道から退出。10:45ごろから高架木道から親子連れの目撃が継続しており、同一個体と推定される。
 ○14:35ごろ、13:30発のツアーがF-G地点間でヒグマ目撃。クマはループ内に位置し、単独サイズ不明。引率者の存在に気づき、ループ内にあわてて逃走。反応よく走り去ったため、ツアーは継続を判断。午前の出没個体と同一かは不明。

【高架木道からの目撃】
○10:45ごろから高架木道より1湖対岸にヒグマ目撃が継続。ヒグマは1歳1頭連れの親子。1時間ほど旧道付近をうろうろした後、α方向の林内にロスト。パトロールを派遣し、ヒグマの動向を観察。ツアー中の引率者に情報提供を実施。