2012/07/13

7月13日発信 知床五湖ヒグマ情報[2012年第51号]

【概況】
ミズバショウの摂食は引き続き確認されており、園内での食痕も拡大しています。 同時に、アリやタモギダケといった初夏に特徴的な餌の摂食がよく目撃されるようになってきました。7月以降、遊歩道・高架木道からのヒグマ目撃はほぼ毎日続いています。知床五湖におけるヒグマ活動は依然として活発であり、沈静化の兆しはありません。

【ヒグマ遭遇】
〇16:20ごろ、14:40発のツアーがH地点付近でヒグマ遭遇。ヒグマはループ外のミズバショウ群落におり、単独で亜成獣~メス成獣クラス。ミズバショウを摂食していた様子。ヒグマとの距離は40m程度。ツアーを中止し、引き返しの判断。

【高架木道からの目撃】
〇13時ごろから断続的に高架木道より絶景防風板付近に1頭連れ親子ヒグマの目撃。

【痕跡情報】
〇H地点付近にヒグマ足跡。前掌幅9~10cm。順路方向の痕跡で新旧1日以内。
〇H地点付近にミズバショウ食痕。計10株程度。新旧1日以内。
〇E地点ループ内にミズバショウ食痕。面的に広く摂食されており、いずれも新旧1日以内。